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プロの料理人が満足する厨房を作るということは、その設計をする側もプロでなければならない。野球でいう140キロメートル速球を打ち返せる技術が必要だ。

年間40から50件ほどの出店のお手伝いをしていると、いろいろな事に出くわす。あるケーキ屋さんにプレハブ冷蔵庫を販売することになった。やっかいなことに、このプレハブ冷蔵庫の箱は少し変則的な組み合わせをしていて、1.5坪大きさを1坪に組み替える。しかも、扉の位置も変え、天井高のあまりない厨房で組み立てて、熱交換をする室外機がプレハブ本体の上に設置するタイプだ。少し知っている人は、絶対に難しいと思うに違いない。

弊社のプランナー3人に、この話をしたところ、「トラブルの元だしこの仕事は受けない方がいい」という。たがこのケーキ屋さん、予算がなく、とても新品は買えない。

困り切ったときに、冷やすことはお任せの望月設備の社長に相談したところ平気な顔をして「ああ、大丈夫ですよ」といって気軽に受けてくれた。早速、翌日下見に行き、OKの連絡が入った。

技術屋さんがOKというなら間違いないだろうと思ったし、いちばん喜んでくれたのがこのケーキ屋さんのオーナーだ。工事も順調に終わり、2月10日無事に開店の日を迎えた。

それにしてもこの望月設備の社長の技術とノウハウはすごいものだ。しかも、うまくいって当たり前のようにしているところは、シアトルマリナーズのイチローが記録を達成しても、平然とした顔で1塁ベース駆け抜けた後によく似ている。密かに「厨房設備屋さんのイチロー」呼ばせてもらおう。

でも、その望月設備の社長の顔は田中邦衛にそっくり。モノマネであのしゃべり方をしたら、酒の席で盛り上がるだろうなあ。

三上です。これが実際に厨房内に納めたプレハブ冷蔵庫だそうです。

プロ

プロの中のプロと呼べるでしょう。写真を見ても分かるように、他の道具が入っているとはいえ、この中でプレハブ冷蔵庫を組み立てるには全く隙間がない。

プレハブ冷蔵庫

プレハブ冷蔵庫は新品で買うのと、中古で買うのでは金額が雲泥の差だ!!このような特殊商品を、持っているところは少ない。持っている方も売りにくいのを知っているので格安で販売する。

ある意味、売る側と買う側のバランスの取れた商品かもしれない。