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大型中華レンジの搬入!

中古厨房機器販売厨房機器買取のお店応援ドットコム三上です。

本日は、大型中華レンジ搬入の話です。大型の中華レンジは、長さがあるので大変です。事前に搬入経路を確認していても、いざ納めとなってトラブルがおきることもあります。

今回は、ボスが体験した「冷や汗タラ~」の話です。

では、どうぞ!

難しい機器の搬入設置の一つに大型中華レンジがある。大型中華レンジはイタメ、スープ、蒸し、茹で麺の一連の機能を横一列に集中させてあり、寸法はワイド2500cmはざらにある。ガスのカロリー数も大きく、一般家庭の8倍くらいの火力になり、供給するガスの配管口径の大きさもさることながら、排気、吸気、給排水も大型になる。

 今回は、世田谷区上野毛でこの大型中華レンジの搬入設置を行ったのだが、トラブル続きの現場だった。事前に搬入経路の確保についてはしっかりお願いしてあり、搬入設置後に3相200Vの電源で電気溶接をする予定で話は進んでいたが、仕事の区切りもあるのか、正月休みをまたいだこともあり、内装の工事が一気に進んでしまっていた。

 本来ならば、この大型中華レンジを搬入後にカウンターを仕上げる手はずだったが、約束の1月16日朝10:00に現場に行ってみると、立派なカウンターが出来上がっていた。搬入スタッフ全員が一瞬無言になった。しかしそこはベテランの(株)宮岡、佐藤部長、早速、中華レンジをばらばらに分解し始めた。何とか搬入はできたが、今度は電気溶接する電源が届かない。事前の打ち合わせで10m先に今までのお店があり、そこの分電盤から3相200Vの電気を一次的に持ってくることになっていたが、念のため15mのケーブルを用意していったところ、どうみても20mは離れている。ここでもまた、一瞬無言になった。「届かない」は溶接ができない。結局、天板の溶接が必要な部分だけ中華レンジ本体から取り外し、後からの搬入方法を考えながら2分割してある天板を分電版の近くにまで持って行き、本来ならばセットした状態で溶接作業をするのだが、写真にあるように現場の状況から斜めに立てかけた状態で溶接が始まった。

 終わってみれば当たり前に使える中華レンジだが、現場の監督さんをはじめ大工さんや

皆さんのおかげで何とか設置することができた。

三上です。う~んなかなか「冷や汗タラ~」な現場ですね。大型中華レンジを、真っ二つにした写真があるので見てみ見ましょう。

大型中華レンジ

大型中華レンジを、真っ二つにぶった切り搬入です。現場に強い業者は、大変頼りになります。

分電盤

分電盤から直接電気を持ってきます。

溶接

溶接中~~~~~溶接中・・・

大型中華レンジ

大型中華レンジの溶接バッチリ終わりました。

重量物のベーカリー機器搬出

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最近寒いですが、みなさん元気にしてますか?気が付けば、年が明けて早1ヶ月ですね。サボっていたブログもそろそろやらねば、と思っていた今日この頃です。

なかなか書けずにいたら、ボスが書いてくれました。ラッキー♪ ♪ ♪てなわけで、今年の一発目のブログはボス作の「重量物のベーカリー機器搬出」の話です。もちろん、三上の代打ちです。

では、どうぞ・・・

私たちは年間を通していろいろな搬入・搬出作業がある。昨年暮の特徴的な案件をご紹介しよう。パン屋さんの引越しだ。お店は西馬込のブーランジェリー・イチ。物販と工房、イートインと厨房、工場と事務所。3箇所の機能を代官山の1箇所に移動するプロジェクトだ。

 作業期間は工事の進行状況とお店の年末の販売などを考慮して、12月26日の朝から翌27日明け方までの作業。

搬出は朝9時から4tトラック5台、2tユニック1台。総勢12名の、私どもとしては大掛かりな厨房の引越しだ。しかも、ベーカリー機器は重量300Kg~500Kgはざらにあり、電気、給排水設備が複雑に付いていて、直ぐに使えるように上手にはずし作業をおこなわなければならない。と、ここまでは大掛かりな引越しの話だが、ここからの内容が大変なのだ。搬出は全て1階平場での作業だが、搬入場所は地下1階。搬入経路はエレベータ、階段は不可能。この搬入予定のビルは地下2階まであり、その「吹き抜け」を利用して搬入する計画で、地下2階から地下1階まで600Kgまで耐えられるステージを作り、ここにユニックで一旦降ろして、大きい窓をそっくり外してそこから搬入する。さらに店内の厨房部分は20cmほど床上げしてあり、緩やかなスロープを作って、今度は手作業で台車に載せてバランスを取りながら押してゆく。ここはバランスを崩すと修正は効かない。また、地下2階は録音スタジオでこの部屋を使用している間に音は出せない。

 26日22時から搬入を開始したのだが、真夜中にユニックを吊り上げるエンジン音も近隣にも心配だ。道路の対角には交番もある。当然、警察署には道路使用の申請を行い、お隣にも書面でご挨拶に伺い作業は無事終了した。

 難しい条件の中で安全で迅速にしかも効率良く行うにはスタッフのチームワークが大切だ。この作業は業界ナンバーワンの株式会社宮岡の佐藤靖彦部長率いる若手精鋭部隊しかいない。

三上です。この写真からも厨房の移動とは言っても、簡単なものではないことが伝わってきます。

重量物

重量物運搬の為に、ステージを作ります。

ベーカリー機器

ベーカリー機器はどれも重いから、とても大変です。

スロープ

スロープを使い、段差はこれでバッチリ!です。

厨房機器

厨房機器の中でも、ベーカリー機器は最重量品勢ぞろいです。大の男が数人がかりです。

ミキサー

ミキサーを吊っり上げて、男性が肘をかけているガラスの内側へと降ろしていきます。この絵を見て1箇所不思議なところがあります。お分かりでしょうか?人が立っている左下に搬入ステージがありますが、肘をかけているその手すりと下部はガラスでできてます。ここがプロのテクニックのひとつなんです!!絶対にぶつけてはならない部分はあえてこのように養生をしないんだそうです。

う~ん、深いですね!!重量物の搬入・搬出はお店応援ドットコムへ!

心配そうに作業を見ていたボスと、高いところと重い物が苦手な三上でした。

木製漬物樽入荷!

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さぁ、本日はひさびさに自分でブログを書きます。何について書こうかと??・・・・・あっ!そうそう、最近入荷した面白いものがありました。なんと、木製の漬物樽です!!八百屋さんで使われていたんですが、漬物樽としての現役生活も終わり、廃材になるか?好奇心旺盛な人の手に渡り第2の樽生活を送るか?の岐路にたっておりました。ってそんな大げさなことでもありませんが。

勘の良い方はお分かりですね。そうなんです・・・・ボスが、そんな木製の漬物樽を見て「ピン♪」と来たんだそうです。そして、第2の樽生活を送る樽助けをしたんです。好奇心旺盛で、他と違うものが大好きなボス!一目で木製樽の虜になってしまいました。

しかし、ドットコム倉庫に入荷後、いろいろ問題点が・・・・・

(三上)「ボス」これ底板がズレてますよ。水漏れもするみたいだし・・・他にも気になる点があります。漬物樽としては、いかがなものでしょうか?

(ボス)う~ん・・・なんとかならんかね?・・・・(三上)しばし考え中・・・・分かりました。なんとか商品として第2の樽生活を送らせてあげましょう!!

そこで登場したのが大工の「スーさん」!

漬物樽

漬物樽の周りの緩み具合を確認する大工の「スーさん」・・・

道具

道具を使っての調整もお手のもの・・いょ!大工の「スーさん」・・

木製樽

木製樽に水を溜めて漏れを確認します。

水漏れが

水漏れが・・・ガァ~ンン!!!て、実は想定内です。

ちょっと緩みを締めていただけでした。それに、大工の「スーさん」は語呂が良いから勝手に付けただけで、本業は「パッケージデザイナーのスーさん」でした。

木製樽

木製樽販売中です。思い切って植木鉢としていかがでしょうか?きっと注目度120%・・かも?・・・・

ディスプレイ

ディスプレイ用としていかがですか?木製樽が建物前にあると、目印となること間違いなし!!みんなすぐに覚えてくれますよ♪ ♪嬉しいかは、別にして・・・・

三上でした。

一流料理人の包丁

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本日もボスの代打ちです!今回は、なんと一流料理人愛用の道具を見せてもらった話だそうです。

では、どうぞ!

去る11月2日に小田急線 経堂駅前のフランス料理店「ル グラン コントワー」さんで厨房機器の一部入れ替えを行った。そのときに、オーナーシェフの菅沼豊旦さんの包丁を見せていただけることになった。

 この料理人はちょっと凄い。何が凄いかと言うと料理のDNAだ。

そのルーツを辿ると、天皇の料理番で有名なあの「秋山徳蔵」から築地精養軒の鈴本敏雄氏を経て喜山の関塚喜平氏。そして息子さんの関塚康男氏から兄弟子のスクアールビストロの皆川豊秋氏と共に現在に引き継がれ、今も若い方たちを多く育てている。

 昔、テレビの料理人対決の番組でも鉄人に勝利し、テレビチャンピオンのフランス料理部門でも優勝している。他にも数えだしたらキリがない。

 そんな料理人の包丁は半端なものではない。これが一流料理人の包丁だ。

大切に使い続けて60を過ぎた今も手入れを怠らず、洋包丁の刃先は自分の顔が映るほどだ。和包丁も小道具もピカピカに手入れをされている。偶然、何かの機会で、その中の一本の牛刀を作った包丁職人さんに会うことがあり、手入れの良さを見たその職人さんは、涙を流して喜んで握手を求めてきたそうだ。

 そして、洋包丁に独特の研ぎ方があり、刃の付け方にも独特のものがあった。

興味のある方は、事前に連絡さえすれば、きっと気軽に見せてもらえると思う。そんな時は、このお店で伝統の味「ドゥミグラスソース」を味わってからにしてくださいね。

水曜定休日 世田谷区経堂2-3-1 2F  03-3439-9955

三上です。せっかくですから、ボスが撮ってきた包丁の写真の数々をみなさんもご覧ください!

洋包丁

洋包丁です。写真からもとても手入れされているのが分かりますね。

和包丁

和包丁の数々です。真上から撮ると自分が映ります。そのくらい光ってます。

調理小道具

調理小道具もずらりと並んでます。

スパチュラ

スパチュラ各種です。もう圧倒されてコメントがありません。

愛用

愛用の道具の前で、微笑む「ル グラン コントワー」のオーナーシェフ、菅沼豊旦さんです。

愛用の万年筆

愛用の万年筆で本にサインをする菅沼シェフ。サインをしているこの本は、フランス料理のルーツについて書かれている本だそうです。なんと、ボスはこの本を菅沼シェフのサイン付でいただいたんだそうです。ちょろっと本の中身を見せてもらいましたが、菅沼シェフも写真入りで出ておりました。

伝統の味「ドゥミグラスソース」を味わいたい三上でした!!

出店計画を間違えた飲食店 ドキュメント5

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出店計画を間違えた飲食店も今回で最終話です。これからお店を出す方には、是非読んでもらいたいシリーズです。

では、どうぞ!

今日現在のお話をしよう。毎日ランチの数は30~40個で女性客が多い。客単価は700円~900円。夜の売上はほとんどない。店内装はイタリアンの雰囲気があり、夜、料理を期待してきたお客様はメニューを見て帰ってしまうことがあったらしい。本格的な料理は無く、ほとんど居酒屋の内容だ。日本酒の宣伝広告まで壁に貼ってあるありさまだ。

 開店当初のスタートダッシュにも失敗している。「開店すれば入るだろう」という安易な考えでいたらしく、外へのPR活動は少しのチラシ配りくらいで他は何もやっていない。

おそらくオープン時からずっと「持ち出し」が続いているらしく富山さんの人相もすっかり変わった。音楽好きのBさんはこのお店には出ずに、他の居酒屋でアルバイトをして生計を立てている。富山さんもおそらく給料は取れていないだろう。

お酒を売りたくても、雰囲気と料理がしっかりしていなければ売れない。しかし彼は料理をつくる引き出しを彼は持ち合わせてない。「料理好き」のレベルではプロとしてお客様に満足し続けていただくことはでない。通用しないのだ。

 9月下旬に知り合いの経験豊富なオーナーシェフを同行してもらい、私とは別の角度からアドバイスしてもらおうと、2時間ほど話したが、富山さんの口から出てくる言葉は全て言い訳ばかりで、前進しようとする意欲は見られなかった。

 そして、ここで始めて、この10月の家賃が払えていない。

さらにここで富山さんはおおきな判断ミスを犯そうとしている。遅れ始めた家賃の交渉を知り合いの経営コンサルタントに間に入ってもらって、なんと、交渉事を丸投げしている。逃げているのだ。この物件を管理している不動産会社にしてみると、いきなり「遅れた家賃のお話は、今後このコンサルタントにお願いします」といわれても、全く素性のわからない人が急に間に入って来られては誰でも警戒せざるをえない。大家さんとの関係もますますこじれてくることは間違いない。

 「自分の蒔いた種だよ。自分で始末しろよ」と言ったが、そのコンサルタントに全て任せていると言って、その忠告も聞かない。

いま、こうしているうちにも彼の選択肢はどんどん狭められている。もう、時期は来ている気がするが、その「潮時」を読むのも経営の一つだし、経営者に最後に残された決断だ。

 友達だと思ってアドバイスしたことの全て逆の動きをして、これから多くに人に迷惑をかけることになり、私の言ったことが何も役に立っていないことが残念でならない。そして、彼には家庭があり、これからどうやって家庭を守ってゆくつもりだろう。

三上です。この物件のオーナーは、ボスの友達ということもあり夜遅くまで電話で話している姿を何度も見かけている。その時話したアドバイスが何一つ実行されなかったことは、ボスにとって大変残念なことであったと思う。

出店計画を間違えた飲食店 ドキュメント4

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本日もボスの代打ち、出店計画を間違えた飲食店第四弾です。

この3人の力関係がとても不自然だった。本来ならば社長の指示の元で決定事項をどんどん処理してゆかなければならないほど飲食店の新規出店はたいへんだ。ところがこの3人には、一般的な会社の上下関係やピラミッドがみられない。

彼は飲食店の経験からホールの運営は分かっているが、借入金のほとんどは音楽好きなBさんの自宅マンションを担保に制度融資を受けている。借入金はこの融資と身内からの借り入れを合わせて3000万円。そして自分の退職金1000万円を出資金にした。店を開店する前にすでに2000万円は造作と保証金、前家賃で消えているし、準備期間中の人件費で1000万円の出資金(彼の手持ちの退職金)はかなり減っていた。

社長の富山さんは出店費用借り入れの担保提供をしてくれたBさんに気を使い、Bさんの意見をいれようとするが、Bさんも輪をかけた「お人よし」だ。音楽のことは詳しいらしいが、飲食店開業に関してはほとんど意見を言わない。一番厄介なのはCさんだ。このブログの出だしでも書いたがこのCさんはイタリアと和食の料理人だ。そんな2刀流の料理人は聞いたことがない。彼は飲食業界で言う「くずれ」なのだ。分かりやすく表現すると「料理人くずれ」。手先の器用な彼はちょっとした調理経験から、それまで何度も新規開店の仕事のお手伝いをしてきたようで、いろいろなことを良く知っていた。自己主張も強く、表現力もあるので富山さんもBさんも次第に彼を頼るようになり、出来上がったお店はほとんど彼の満足の行くものだった。つまり店の内装もCさん好み。厨房機器の選定もレイアウトもCさんの仕様。厨房備品もCさんが全て決めた。だが、いま、そのCさんはお店にいない。自分の給料では今のこの売上では賄えないということで、自主的に辞めていったそうだ。この手のお話は、ここだけではなくこの飲食業界ではたくさんある。

 後に残ったのはCさん仕様のお店と借金の山だ。Cさんが辞めた今現在でも、売上が損益分岐点には全く届いていない。

三上です。経営者と料理人の力関係ですが、料理人の意見が強い現場を時々見かけます。そういうお店は、料理人の好みに合わせ厨房機器を揃え、調理道具を揃え、数ヵ月後に別の料理人に変わっている。こんなケースがとても多いです。

出店計画を間違えた飲食店 ドキュメント3

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ボスの代打ち、出店計画を間違えた飲食店第三弾です。

出合った物件はJRの駅近く徒歩3分ほどのスケルトン状態。以前イタリアンレストランをやっていたらしく、入り口部分はオシャレな造作が残っていた。いやな予感がしたが、やはり思ったとおり彼らが飛び付いた。というより3人とも舞い上がっていた。

 意見を求められたので「今まで見てきた中では良いほうだ。しかし、止めたほうが良い」と言った。その場でその理由は言わなかったが、その日の夜、翌日、さらにその翌日、富山さんと二人で延々と話した。ここでその理由を披露しよう。

この物件の条件は26坪 家賃38万円 保証金300万円。駅にも近いしこれだけ見るとそれほど悪くはないが、一番の問題点は「人」にある。

社長の富山さんはお店を始めて開く。彼には出せる担保はない。そして、大きい買い物をしたことがない。つまり、彼にとってこの第一歩は、これから計算してゆく借金の額面も含めて全てが大きすぎるのだ。スケルトンからお店を作ると造作が1500万円は必要となる。彼は料理人ではないので、プロを雇わければならない。物件が大きいので人件費も多くかかる。ガス・水道・光熱費も多くかかる。造作の返済の金額も大きい。リスクだらけだ。しかもこの物件は以前の人がイタリアン料理で閉店している。そして最後にその「人」について触れなければならない。

契約を急ぐ彼に対し、私は強く反対した。この物件の良くない点については何度も話をしたが、なかなか理解しようとしない。自分のお店を持てる夢が現実味を帯びてきて、私の反対意見は煙ったいのだ。ここで私はずっと心に思ってはいたが、言うまいと思っていた一言をついに言った。「君は経営者に向いていない」と。

 一人でやっている小さな店だって収支のバランスが有って、自分で全て判断しながら自分の脚で立つということができなければ絶対に経営などできない。この時の彼は優しい表現は全く通用しなかった。彼はまじめで、優しく、人が良い。これは裏を解せば優柔不断でお人よし。判断力もない。このことが会社経営には致命的な要素だ。「お人よし」は、会社経営に関しては美徳でもなんでもない。

嫌われても喧嘩してでも「止めさせようと」何度も話し合ったが、最後にはかなり険悪な雰囲気になってしまった。後で分かったことだが、頑固に出店にこだわる理由は彼自身の「社長」になれる見栄もあったが、もうひとつ大切なことがあった。他の二人音楽好きなBさんと料理人Cさんの後押しだった。

三上です。う~ん・・・ここで決めてしまったんですね。私の個人的な見解だが、「個人経営で大きな箱(店舗)」・「多額の初期投資(スケルトン物件)」・「複数人経営」・「大きな家賃負担」・この中で2つ以上あると継続は難しいと思う。過去にも、開店させたが、もたずに閉める原因になってます。

出店計画を間違えた飲食店 ドキュメント2

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本日も、ボスの代打ちです。出店計画を間違えた飲食店、第二弾です。出店前の方、ぜひ読んでみてください。

では、どうぞ!

富山さんの今までの経緯を述べてゆこう。彼はまず始めに、これからお店を運営してゆく3人の仲間と会社を設立した。彼が以前の職場で知り合った方たちで、一人は音楽関係が趣味で、これかから始めるお店でライブ演奏もしたいと言っていた。仮にBさんとしよう。もう一人は飲食店コンサルタント経験のある料理人で、イタリア料理と和食ができる職人さんだ。仮にCさんとしよう。資本金700万円でこの資本金は富山さんが全て出し、Bさん所有の自宅マンションで登記した。代表者は富山さんである。

この頃の3人は希望に満ち溢れ、明るく積極的に店舗情報を探し、私もプロの目から物件の良し悪しをアドバイスしてきた。閉店するお店は以前にも増して多いが、なかなか希望するような物件には出会えない。それはそうだ、こればかりは縁もので、1・2年かかってやっと出会える人もいる。これは、以前のブログにも書いたが(納得のお店作り その2より)、その人の持っている「運」に大きく左右される。

設立して3ヶ月ほどして青山1丁目の元レストランの居ぬき物件を内見した時に、思いもよらぬことを富山さんが言った。「ここで決めようと思うのだけど、どう思う?」というのだ。

確かに2年ほどして閉めたレストランなので内装もきれいで、設備も全て整っている。簡単な備品と食材を揃えれば直ぐにでも開業できる物件だった。その場で私はその物件にダメ出しをした。立地条件が悪く、家賃も造作金額も高く、土曜・日曜の営業も見込めない。初めてにしては箱が大き過ぎる等々、これは手を出す物件ではない。このときは素直に私のアドバイスに従ってくれた。そして1週間後、今度は渋谷の桜ヶ丘の2階店舗で、やや大きめのバーの居ぬき物件を見た時も、彼は「ここで決め手しまおうと思う」と言った。しかし私から見てこの物件も即ダメ出しをした。理由はたくさんありすぎて覚えていない。その後も南青山の物件や、原宿の物件を見ては同じようなことを繰り返した。

 不動産業者はそんな彼らに、次々に物件を案内し、今思えばとても危険な状況だった。

 彼は焦っていたのだ。設立した会社の事務所家賃はBさんの自宅なので発生はしないが、自分も含めて3人の給料が毎月出てゆく。資本金があっという間に減っていってしまった。

そんな時に、今回の出店物件に出会った。

それぞれが、いつでも動けるようにアルバイトをしながら物件探しをしていれば、この焦りが原因の判断ミスは防げたのに。

三上です。今回のブログからすると、物件は見たもので決めてしまおう。という様子が伺えます。物件は、これからの生活の基盤となる場所です。もっと慎重に、開店後の集客数・客層・他にも想像力を膨らませ多方面から検討する必要がありますね。

出店計画を間違えた飲食店 ドキュメント1

中古厨房機器販売厨房機器買取のお店応援ドットコム三上です。

本日は、ボスの代打ちなんですが、ちょっと重い内容です。しかし、こんな現実がいくつもあります。飲食店出店前の方には、ぜひ読んでもらいたいですね。

では、どうぞ!!

飲食店にかかわる仕事をしていて、いつも楽しい事ばかりではない。つらい現実もこのブログに書くことで、読んでいただいた方に少しでも参考になればありがたい。

 そのお店はこのブログを書いている平成23年10月21日現在営業している。実名は出せないので仮に「トミー」としよう。ここのオーナーを仮に「富山さん」とする。

その富山さんは私の学生時代の友人で、成績も優秀、誠実で人柄もよく、一緒に楽しい学生時代を過ごした。卒業の時期は第2次石油ショックの頃で、私たちのような大学では、なかなか就職がなかった。ちょうどその頃流行った言葉で「でも、しか先生」というものがある。何かというと、学校の先生に「でも」なるか、先生に「しか」なれない。

 彼も一時期教員を志していたが、今思えばそのほうが富山さんには向いていた。ここに一つの「分水嶺」を感じる。彼は何を思ったか、都内にある高級ステーキとしゃぶしゃぶのお店に就職したのだ。彼の育った環境には料理人はいないし、調理経験は学生時代にしていたお肉屋さんのアルバイト以外に結びつけるものはない。それほどスラリとした体格ではないし、ホールサービスの仕事も、彼の持っている雰囲気はすこし違う感じはした。しかし、その後バブル経済の波に乗り、この高級店と共に成長し、彼はこのお店の副支配人にまでなった。

 その後20年ほど行き来はなかったが、昨年、突然連絡があり、勤めていた会社を早期退職で辞め。その退職金を使ってお店を出すというのだ。

 何度か食事をしながら彼のプランを聞いてみて思ったことは「考えが甘い」と感じた。その甘さゆえに、1年後には退職金は無くなり、これからの人生を借金の返済に充てることになる。今日現在、お店は営業しているが、手持ちの資金は底をつき、追加融資も受けられない。先月は家賃を払えていない。おそらく今年いっぱいで閉店になるのではないだろうか。

 これから何回かに分けて、今回の経緯とボタンの掛け違いを分かりやすく書いてゆこうとおもう。

三上です。年間何件もの飲食店出店に関わります。なかには、失敗して人生設計が狂った人もいます。そのほとんどは、出店計画の段階からちょっと無理があるのでは?と思うことが多いです。

納得の店作り その12

厨房機器中古販売・厨房機器買取のお店応援ドットコム三上です。

さぁ、納得の店作り最終話です。今回の話は内装デザインの話です。細部にもこだわりと気遣い、そして工夫がある!

さぁ、どうぞ。

内装の話をしよう。ムラさんは斉藤さんの希望を上手に汲み取っている。躯体のコンクリートがそのまま生かされたデザインが良い(本音は工事にはあまり予算をかけないで)ということだ。今回の物件は大きい窓に木製のブラインドを使用。壁は全てコンクリートでは寒々しいので、絵を飾る壁面とパントリー側の壁はジョリパットで大きく石目のメジ仕上げ。天井は躯体そのままにして、天井高を確保し、狭い店内を広く感じさせる狙いだ。

床材には予算を多く割いた。こうすることでお店は高級に見えるらしい。カナダと北米の100年から150年ほどの古い木造倉庫を手作業で解体したヴィンテージウッドだ。現地で床材用に製材してあるが、ところどころにノコ目跡がある。今回、このお店では、そのままワックス仕上げをした。時間が経つにつれて、ますますよい感じになってゆくと思う。

腰壁もドアもこの木材を使用し、木目を生かすクリア塗装にした。さらに扉も(有)エーイーの秋元さんに組んでもらった。秋元さんは元々建具屋さんなので、こうした細かい木工時が得意なのだ。

もう一つ特徴がある。一般的に厨房内部は排水を取る為に、床の高さを1段上げるが、ここの店は、客席と厨房が同じ高さだ。私たちはこのことを「ゾロ」と呼ぶ。厨房内部は狭く窓も無く暑い。少しでも天井を高くすることで、仕事の環境はよくなる。クリエイティブな仕事を長く続けてゆくのにストレスにならない工夫がしてある。

さて、ここで、このブログをご覧の皆様に問題です。今回このATZOUの店舗の造作にかかった費用は全部でいくらでしょうか?厨房機器、照明器具も含みます。ぴたり賞の方にはATZOUで使用している手吹き赤ワイングラス(ボルドータイプ・4000円相当)を50個プレゼントいたします。締め切りは平成23年9月30日。どしどしご応募ください。

三上です。それでは改めて店内を見てみましょう。

ドア

ドアに使われている木、カナダと北米の100年から150年ほど前の木造倉庫に使われていた木材だそうです。

店内

店内の床もカナダと北米の100年から150年ほど前の木造倉庫で使われた木材です。使い込むと良い風合いが更に出ますね。

壁

壁は、ジョリパットで石目のメジ仕上げ。これで店内のコンクリート部分との調和を図り、天井はそのままにして店内を広く感じさせている。

ボス、お店の事は良くわかりました。そろそろお腹が空いたので、料理を食べてメニューの「ボスブロ」お願いします。三上でした。